目次
はじめに
この講義では、「東洋医学」と「西洋医学」の違いについて学びます。私自身の経験を交えながら、それぞれの医学の特徴、メリット・デメリットを整理し、自分の健康をどのように守るべきかを考えていきます。
1. 東洋医学への興味を持ったきっかけ
家族の闘病経験
私の両親はともに癌を患い、西洋医学の治療を受けました。
- 父親のケース
- 十二指腸がんの初期で、手術により腫瘍を完全に切除
- しかし、その後10年間にわたる抗がん剤治療により、血液を作る機能が低下し、最終的に貧血によって命を落とす
- 母親のケース
- 悪性リンパ腫で手術ができず、抗がん剤治療を受ける
- 初回の投与後、顔が大きく腫れ上がり、余命宣告を受ける
- 家族の判断で抗がん剤を中止したところ、顔色が回復
これらの経験から、「西洋医学の治療は本当に最善なのか?」と疑問を持ち
東洋医学を学ぶきっかけとなりました。
2. 西洋医学と東洋医学の歴史的背景
西洋医学の歴史
- 紀元前460年頃、ヒポクラテス(古代ギリシャ)が医学の基礎を築く
- 科学的根拠に基づいた診断・治療を行う
東洋医学の歴史
- 紀元前5000年頃のエジプトの壁画に、足を使った健康管理の記録がある
- 「気・血・水」のバランスを重視し、体全体を診る
東洋医学と西洋医学の歴史の差は2500~3000年あると言われています。
3. 西洋医学と東洋医学の治療アプローチの違い
西洋医学の特徴
- 局所治療が中心(例:心臓病なら心臓だけにアプローチ)
- 迅速な治療が可能(手術・薬による即効性)
- 科学的根拠に基づく治療
東洋医学の特徴
- 全身のバランスを整える治療(心臓病の原因を自律神経や肺機能の問題と捉えるなど)
- 病気の根本原因を探り、体質改善を目指す
- 即効性は低いが、長期的な健康維持が可能
4. メリット・デメリットの比較
医学の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
西洋医学 | 即効性が高い、手術・薬による治療が可能、科学的根拠に基づく | 症状のみに焦点を当てがち、副作用がある場合も |
東洋医学 | 体全体を整える、体質改善による根本治療 | 効果が出るまで時間がかかる、即効性が低い |
5. どちらを選ぶべきか?
- 状況に応じた選択が重要
- 急性の病気(心筋梗塞、骨折など)→ 西洋医学が適している
- 慢性的な不調(冷え性、慢性疲労など)→ 東洋医学が有効な場合がある
- 西洋医学と東洋医学の併用も視野に
- 例えば、西洋医学で急性症状を改善し、その後東洋医学で体質改善を図る
まとめ
- 西洋医学は即効性があり、特定の病気に対する治療が得意
- 東洋医学は体全体のバランスを整え、病気の根本から改善する
- どちらか一方に偏るのではなく、状況に応じて最適な選択をすることが大切
最終メッセージ
「西洋医学か東洋医学か」ではなく、「自分の健康をどう守るか」という視点で、最適な医療を選びましょう。
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